ITストラテジスト試験で問題を解くときに、心がけた方が良いことってあるかな?
作問者や採点者の気持ちを考えると、解答しやすくなることもあるよ。
問題は専門家集団が時間と労力をかけて作成
そもそも、誰がITストラテジスト試験の問題を作っているのか調べてみました。
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が作成する試験問題は誰が関わっているかウェブサイト上に公表されています。
IPAの組織紹介のページに、試験委員会の組織図と一緒に、「委員名簿」と「委員の内訳」という資料があり、そこに名前や勤務先などが記されています。
IPAの試験委員募集のページには、試験委員の活動概要も記されています。
それを見ると、その分野の専門家が試験問題案の作成や確認、訂正など、年間数十回の打合せを行い約1年間かけて作成していることがうかがい知れます。
問題の品質は高い
IPAが集めた専門家集団が、手間ひまかけて作問しているわけですから、意図的で変なひっかけ問題はないと思っています。
おそらく、誰が見ても解答が正しいとする根拠や、別解がないことの根拠を記述して、IPAが用意した解答が唯一正しいものとなるように苦心しているのだと思います。
きっと採点者も大変
午後1と午後2は手書きなので、採点は機械ではなくて人間が読んで判断して採点していると思います。何人で何日間かけて採点しているかはわかりませんが、一人当たり多くの問題を公平さが保たれるように注意しながら採点しているのだと思います。そう考えると、自然とせめて読みやすい字を書こうと思うようになりました。
その方が、採点者は読みやすくなりますし、自分自身も読み違いなどでバツになるリスクも減って、みんなが得をすると思います。
採点者は加点するポイントを探しながら読んでいるのではないかと想像します。
私は、「設問で問われていたことをココに書きましたよ」と、採点者にわかるように、要求された部分が採点者に認識されやすいように記述することを心掛けました。
納得がいかない解答があってもしょうがない
余談ですが、受験生の立場からすると、「この設問と問題に対してこの解答か」、と納得がいかない答えもあります。でも、作問者側も時間と量力をかけて作っていることを想像すると、誰もが納得がいく問題をつくることは難しいことだと改めて思います。
国家試験ということもあり、試験問題にミスは許されない状況で作問されているのでしょうから、納得のいかない答えにも、作問者側の考えがあるのだと思い、あまり考えすぎないようにしていました。
お読みくださりありがとうございます。