受験勉強時代の自分に
そっと教えてあげたいことを書いてみます。
1.勉強するのは自分自身
2.合格解答のレベル感を知れ
3.試験当日は「いつも通り」
4.ピーキングは勉強以上に重要
5.中小企業白書、小規模企業白書は過去問と同水準で重要
6.1次試験過去問も2次試験過去問と同水準で重要
7.意図のはっきりしない演習問題はやらない
8.信用してない人のアドバイスは流す
9.国語の勉強は有効
10.春秋要約の解答閲覧は有効
11.読み返して日本語になっているか確認する
1.勉強するのは自分自身
私は最初大手予備校に20万円払って通いました。
教室の通学にしたので、皆勤でしたがその年の2次試験は不合格。
今に至るまでもなく、途中から気付いていたのですが
20万円も払ってしまうと、自分の代わりに予備校が
勉強してくれるのではと勘違いしてしまっていました。
予備校は情報の提供だけで、実際に「勉強する」のは自分自身しかありえません。
どんなにお金を払っても「らく」はできないのです。
これに気づくのが遅かったですね。
2.合格解答のレベル感を知れ
これはいまやブログでも手に入る情報となってしまいました。
予備校泣かせですね。
D氏のあの伝説の記事は計り知れないほど参考になりました。
あの記事が受験初期に出ていたら、合格までの期間も短縮されていた
かもしれません。
3.試験当日は「いつも通り」
例えば飲食。
普段エナジードリンクなんて飲まないのに
本番当日は飲むとか、
昼食の量を普段より多めにするとか、高価なものにするとか
そういうことは意識してしないようにしました。
しないことを意識することは既にいつも通りではないですが
そこはしょうがないとしました。
解答も同じです。いつも通り読んで、設問解釈して、ラインを引いて
いつもと同じくらい力を抜いて、時間を気にして解答を書きました。
このやり方が最大限パフォーマンスを引き出せる方法だと思います。
でも、試験当日には特別なことして特別な力を出したいという方は
どうすればいいか。
普段の勉強の時から特別なことをするしかないのです。
毎回エナジードリンクを飲んだり、すごくきれいな解答を書いたり
毎回気合を入れて勉強してください。
でも、それってちょっと疲れてしまいますよね。
4.ピーキングは勉強以上に重要
これは3回目の2次試験の時に痛感しました。
当日は鼻水がひどく、汚い話で恐縮ですが
だらだらと水みたいに際限なく流れてきてしまっていました。
終日そんな状況でしたので、解答を読み書きするどころではありませんでした。
結果はどの科目も数点足りずに不合格。
頭が冴えている状態であったら、結果も変わってたかも思いながら
1年過ごしました。
できれば1週間前くらいから就寝時間とか気を使って
試験時は冴えた状態に持っていく技術を身に着けておくことが必要です。
5.中小企業白書、小規模企業白書は過去問と同水準で重要
試験問題を作る先生も参考にしているといわれています。
確かに、仮に自分が国家試験を作れと言われたら
公官庁の出した資料を拠りどころにすると思います。
批判されにくいし、根拠のひとつになるから。
作問者と同じ資料を見ておくことは、背景知識を共有することになるので
多少問題に取り組みやすくなると思いますし、運が良ければ
白書から問題がつくられるかもしれません。
また、他の受験生がみているであろう資料を
自分だけ見ていないのは不利になるでしょう。
あの膨大な資料を全部又は全く見る必要ないという意見もありますので
わたしはコラムを中心に結構みました。
6.1次試験過去問も2次試験過去問と同水準で重要
最近の2次試験は出題委員の関係からか
1次試験で問われた内容が角度を変えて2次試験で問われることが
よくあるといわれています。
1次試験にでて知識があいまいなところはしっかり補強しておくことが必須です。
もちろん他の受験生も対策していると思っていいでしょう。
7.意図のはっきりしない演習問題はやらない
素人が作った演習問題をやるほど受験生は暇ではありません。
作問者と添削者と解説者が違うとか同じかどうかはっきりしない演習をしても
時間の無駄です。
きちんと過去の出題実績、試験委員、近年の傾向を意図をもって取り入れ
作問者と解説者が同じ演習問題をやるべきです。
そうでなければ過去問をやった方がいいです。
8.信用してない人のアドバイスは流す
ブログを見るといろんな合格者のいろんな意見が
際限なく出てきます。
(過去の自分に向けたこれもそうですが)
合格者と不合格者の差は紙一重のところがボリュームゾーンです。
合格者はほぼ不合格者だし不合格者もほぼ合格者です。
もちろん余裕をもって好成績で合格する人もいますが
彼らのアドバイスが自分に合うとは思えませんでした。
なので、信用できそうな人の自分の気に入ったやり方だけ
参考にしてました。
9.国語の勉強は有効
私はいわゆる国語が苦手です。
なので、受験用の国語の参考書を買って読みました。
誰かに相談したらやめておけと言われそうですが
結果かなり役に立ったと思ってます。
文章の対比や換言など暗黙の了解とされる基本ルールみたいのが
確認できました。
これにより与件文のヒントに多少気付きやすくなったと思ってます。
10.春秋要約の解答閲覧は有効
採点者の気持ちがわかります。
自分で要約をつくってアップしたあとに
他の人はどんな要約をしたのか一通り見ると思います。
そうすると、全然本文に書いていないことを書いている人や
完全に本人の思い込みが反映されているものが散見されます。
この本文からこの要約はないでしょう。というのが少ないですがあるのです。
これをみると的外れの解答がどういうものかよくわかります。
必要以上の言いかえもよくわかります。
筆者がキーワードとしていたものを自分の言葉に置き換えてしまうのは
得策ではありません。
要は、筆者の書きたかったことを筆者のニュアンスで書くことよりも
自分の書きたかったことをそのまま書いてしまっているのです。
それは書くときは気持ちよく書けるだろうと思います。
でも、本試験はそうではないのです。
設問の要求通りに作問者が解答としたことを
丁寧にくみ取ってあげながら、その推測した解答を書くのです。
ここに自分の意見は一切でてきません。
なので、解答を書くときはなんか気持ち悪いし
これであってるかな?と不安になります。
11.読み返して日本語になっているか確認する
解答を書くときに意識していたことです。
多くのキーワードを放り込むことよりも
日本語としてちゃんとしているかを優先させました。
〇〇だから△△となる。これにより××をする。と
因果関係を明確に一読してわかる文書にすることを
最優先にしました。
自分の解答を読み直す時間が必要になりますので
70分くらいで書き上げないとこれはできません。
なので、多少荒くなっても70分で書き上げ
きちんとした日本語にすることは多分重要です。
とりあえずここまで。